こんにちは!茶っちです!
和菓子と味わう飲み物の定番として、煎茶や抹茶を想像される方が多いかと思います。
ですが、和菓子はその他の日本茶や、紅茶やコーヒーといった飲み物と一緒にも楽しまれているのです。
今回はの記事では、和菓子と味わうのにオススメの日本茶や、和菓子と楽しむ紅茶やコーヒーについてお話していこうと思います。
和菓子と味わいたい様々な日本茶
日本での茶の始まりは、鎌倉時代に臨済宗の栄西が中国から茶の種を持ち帰り、栽培を始めたことだと言われています。
また、茶と同時に喫茶の文化が全国へ広がっていきました。
そんな日本茶は和菓子との相性が抜群ですが、ひとくくりに「日本茶」といっても様々な種類があり、作り方や特徴が異なります。
ここでは、和菓子と味わうのにオススメな日本茶を7種ご紹介します。
抹茶
抹茶は、抹茶の原料である「碾茶(てんちゃ)」を臼で挽いた、粉末状のお茶です。
主に茶の湯に用いられる、お湯を加えて茶筅を振ってからいただきます。
煎茶
煎茶は、摘んだ葉を蒸して揉みながら乾燥させて作るお茶です。
日本人に最も一般的に飲まれています。
玉露
玉露は、甘みを強く、渋みを少なくするために、新芽を覆い日の当たりを制限して育てられた葉で、最優良の煎茶です。
番茶
番茶の原料は、大きく育って煎茶に用いることが出来ない古葉や、堅くなった新芽です。
日常的に飲むお茶として用いられています。
ほうじ茶
番茶などを強火で炙り、独特の香りを付けたお茶がほうじ茶です。
茎茶だけで作られたものは「茎ほうじ茶」と呼ばれています。
茎茶とは、玉露や煎茶の仕上げ加工工程で新芽の茎のみを抽出したお茶のことです。
釜炒り茶
釜炒り茶は、茶葉を蒸さずに生のままの葉を釜で加熱して炒って作られるお茶です。
少し黄色がかった水色が特徴で、中国から伝わってきた製法です。
碁石茶
四角形に干し固めた発酵茶を碁石茶といい、高知県長岡郡大豊町で生産されています。
他の日本茶とは少し異なり、発酵させて作られています。
和菓子と味わう紅茶について
紅茶は、茶の若葉を摘み取りって萎れさせてから、よく揉み、発酵、乾燥させて作られています。
主な産地はインドやスリランカです。
17世紀に西洋に中国茶が伝わってきたことにより広がっていきましたが、日本に伝わってきたのは明治時代以降だそうです。
使用する茶葉は日本茶と同様、ツバキ科のチャノキから摘採したものですが、発酵の有無によって日本茶か紅茶かが区別されます。
「碁石茶」は例外で、発酵させて作られていますが日本茶の1種です。
どら焼きやカステラとの相性が良いですが、団子のような餅菓子と一緒に楽しむのもオススメです。
和紅茶、アールグレイ、ダージリン、アッサム、セイロン など
和菓子と味わうコーヒーについて
コーヒーは、アカネ科の常緑樹の種子であるコーヒー豆を炒って粉にしたものです。
コーヒーは、元禄時代(1688~1704年)にオランダ人が長崎の出島に持ち込んできたことによって日本に伝わってきましたが、一般的に広まったのは明治~大正時代と言われています。
しかし、当時の日本人にはあまり好まれていなかったそうです。
紅茶と同様、どら焼きやカステラとのような和菓子とよく合いますが、コーヒーの苦みは、羊羹のような甘いものとの相性も抜群です。
ブルーマウンテン、ブラジル、コナ、キリマンジャロ、モカ、マンデリン など
最後に
試してみたい組み合わせや飲んでみたい飲み物はありましたか?
今回紹介したように、和菓子に合う飲み物はたくさんあります。
お気に入りの組み合わせが見つかれば、和菓子の楽しみ方も広がっていくでしょう。
ぜひ、色々な飲み物と和菓子を試しながら、素敵なお茶の時間をお過ごしください。