和菓子を使ったことわざのまとめ|意味や成り立ちまで分かりやすく解説

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茶っち

こんにちは!茶っちです!

「ことわざ」とは、古く言い伝えられてきた教えや知識などの意味を言い表した言葉のことです。

では、和菓子を使ったことわざと聞いて、パッと思いつく言葉はありますか?

「棚からぼた餅」や「花より団子」などの有名なことわざの他にも、実はまだまだ面白いことわざが存在しているのです。

この記事では、和菓子を使ったことわざについて、意味やその成り立ちまで分かりやすく解説していきます。

目次

和菓子を使ったことわざとその意味

今回紹介する和菓子を使ったことわざは、以下の17つです。

  • 棚からぼた餅
  • 意見と餅はつくほど練れる
  • 絵に描いた餅
  • 餅は餅屋
  • ついた餅より心持ち
  • 隣の餅も食ってみよ
  • 栄耀(えよう)に餅の皮を剥く
  • 花より団子
  • 団子隠そうより跡隠せ
  • 案じるより団子汁
  • 雪隠で饅頭
  • 心中より饅頭
  • 小豆は無精者に煮らせよ
  • 小豆の友は露を嫌う
  • どじょう汁に金鍔(きんつば)
  • 飴を舐めらせる
  • 金平糖にも角あり

「餅」を用いたことわざ

棚からぼた餅

「棚からぼた餅」は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

これは、特に苦労などはしていないが、思いがけもしない幸運に巡りあうということです。

同じような意味で、「開いた口にぼた餅」ということわざもあります。

意見と餅はつくほど練れる

「意見と餅はつくほど練れる」とは、餅がつけばつくほど粘りが出ておいしくなるように、人の意見も聞けば聞くほど考えが練れてより良くなっていくことのたとえです。

絵に描いた餅

「絵に描いた餅」とは、実際には何の役にも立たないものという意味があります。

絵に描いた餅はどんなに美味しそうであっても食べられないことから生まれたことわざです。

餅は餅屋

「餅は餅屋」とは、その道において素人は専門家にはかなわないという意味です。

餅は餅屋がついたものがいちばん美味しいということからたとえられました。

ついた餅より心持ち

物をもらったりごちそうをしてもらったりするよりも、それをしてくれる気持ちの方が嬉しいということです。

同じような意味で、「食うた餅より心持ち」ということわざもあります。

隣の餅も食ってみよ

「隣の餅も食ってみよ」とは、世の中のことは実際にやってみないと分からないということです。

一見おいしそうに見える隣の餅も、食べてみなければ分からないことからたとえられました。

栄耀(えよう)に餅の皮を剥く

「栄耀(えよう)に餅の皮を剥く」とは、必要以上の贅沢をするという意味があります。

贅沢をすることに慣れると、餡餅の皮つまり餅の部分を剥いて餡だけを食べるようになるということのたとえです。

「団子」を用いたことわざ

花より団子

「花より団子」とは、外観よりも現実的なものを選ぶことのたとえです。

美しい花よりを眺めるよりも、食欲を満たしてくれる団子の方がよいということから生まれました。

団子隠そうより跡隠せ

「団子隠そうより跡隠せ」とは、隠し事は思わぬとろからバレてしまうかもしれないから、念には念を入れておくべきだという意味です。

隠れて団子を食べたとき、残りの団子を隠しても串があれば見つかってしまうことからたとえられました。

案じるより団子汁

「案じるより団子汁」とは、いつまでも心配していても仕方がないから団子汁でも食べて気分を紛らわしなさいという助言です。

ちなみに「案じる」は「餡汁」とかけていると言われています。

「饅頭」を用いたことわざ

雪隠で饅頭

「雪隠で饅頭」とは、こっそりと人に隠れて自分だけが利益を得ることのたとえです。

心中より饅頭

「心中より饅頭」とは、外観よりも実際に役立つものの方が良いという意味があります。

義理を立てて心中するよりも、饅頭を食べて生きていた方が良いということから生まれたことわざです。

「小豆」を用いたことわざ

小豆は無精者に煮らせよ

「小豆は無精者に煮らせよ」とは、じっくりと長い時間をかけて取り組むことのたとえです。

小豆は煮えるまでに時間がかかり、気長に待つ必要があることからこのように言われています。

小豆の友は露を嫌う

「小豆の友は露を嫌う」とは、小豆などの豆は間隔をあけて植えた方が良いという教えです。

その他の和菓子を用いたことわざ

どじょう汁に金鍔(きんつば)

「どじょう汁に金鍔(きんつば)」とは、組み合わせが悪いものを表すことわざです。

どじょう汁ときんつば、それぞれ単品では美味しいものであるが、食べ合わせると美味しいわけがありませんよね。

どじょう汁とは、どじょうと野菜などの具材を味噌仕立てに煮込んで作られるピリ辛のスープのことです。

飴を舐めらせる

「飴を舐めらせる」とは、うまいこと言って相手を乗り気にさせること意味します。

また、勝負事などで相手を喜ばせるためにあえて負けておくことのたとえです。

「飴をしゃぶらせる」とも言われます。

金平糖にも角あり

「金平糖にも角あり」とは、どんなに小さな者でもそれなりの意地を持っているため決して馬鹿にしてはいけないという意味です。

和菓子を使ったことわざのまとめ

いかがでしたか?

紹介したことわざの中には、その意味に共感できるものもあったかと思います。

古くからの言い伝えに和菓子が用いられているということは、やはり和菓子は代々受け継がれている日本の伝統であるということが感じられますね。

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