こんにちは!茶っちです!
和菓子の主な材料となっているのは、粉・豆・砂糖の3つです。
どんな和菓子でも、この3つうちどれかは材料に含まれていると言ってもいいでしょう。
今回の記事では、和菓子作りに欠かせない「粉・豆・砂糖」ついての種類や特徴などを詳しく説明していきます。
和菓子の主な材料と役割
冒頭でもお伝えした通り、和菓子の主な材料は粉・豆・砂糖の3つです。
それぞれ、以下のような役割をしています。
- 粉・・・あんを包んだり乗せたりするような生地の素
- 豆・・・和菓子に欠かせないあんの材料
- 砂糖・・・和菓子の味を決める
粉・豆・砂糖といっても、様々な種類のものがありますよね。
さらに詳しくみていきましょう。
和菓子の主な材料1:粉
まず、和菓子の主な材料の1つ目である粉についてです。
粉は、あんを包んだり乗せたりするような生地の素となっています。
- 新粉・上新粉・上用粉
- 餅粉
- だんご粉
- 白玉粉
- 道明寺粉(どうみょうじこ)
- 寒梅粉(かんばいこ)
- 小麦粉
- 葛粉
新粉・上新粉・上用粉
新粉・上新粉・上用粉は、生のうるち米を粉にしたものです。
「新粉→上新粉→上用粉」の順で粉が細かいものになっています。
餅粉
「餅粉」とは、生のもち米を粉にしたものです。
だんご粉
「だんご粉」とは、精白したお米を粉にしたものです。
うるち米ともち米の両方を使用して作られています。
白玉粉
「白玉粉」とは、水に浸したもち米の水を切って、水を加えながらつぶして乾燥させたものです。
道明寺粉(どうみょうじこ)
「道明寺粉」とは、もち米を蒸して乾燥させて粗く引いたものです。
寒梅粉(かんばいこ)
「寒梅粉」とは、餅を乾燥させて砕いたもののことです。
小麦粉
「小麦粉」とは、小麦の種子を引いた粉のことです。
グルテンの量によって強力粉・薄力粉に分類されます。
葛粉
「葛粉」とは、葛を粉にして布袋に入れ、水中で揉み出した沈殿粒を乾燥させたもののことです。
和菓子の主な材料2:豆
続いて、和菓子の主な材料の2つ目は豆です。
豆は、和菓子において欠かせない存在である ”あんこ” の材料となっています。
- 小豆
- 白小豆
- 手亡豆(てぼうまめ)
- えんどう豆
小豆
「小豆」は、主に小倉あんに使用されています。
白小豆
「白小豆」は栽培が難しいため、高級な和菓子に用いられています。
手亡豆(てぼうまめ)
「手亡豆」はインゲン豆の一種で、白あんに使用されています。
えんどう豆
「えんどう豆」に子実の色が緑色の青えんどうと、赤褐色の赤えんどうがあります。
緑色の豆は鶯(うぐいす)あんに、赤色の豆はみつ豆などに使用されていることが多いです。
和菓子の主何材料3:砂糖
和菓子の主な材料の3つ目は、砂糖です。
砂糖は、和菓子の味の決め手となっています。
- 上白糖
- 和三盆
- 三温糖
- 黒砂糖
上白糖
「上白糖」とは、精製度が高い上質の白砂糖のことです。
和三盆
「和三盆」とは、四国地方で伝統的な製法で作られる、きめ細やかで口溶けがよい砂糖のことです。
中国から輸入した砂糖「唐三盆」と区別するためにつけられた呼び名です。
三温糖
「三温糖」とは、中白糖よりも精度が低く、褐色をしている砂糖のことです。
黒砂糖
「黒砂糖」とは、精製していない黒茶色の砂糖のことです。
最後に
いかがでしたか?
今回紹介した内容からもわかるように、和菓子は洋菓子と比べて油脂や乳製品を使うことが少なく、穀物や豆を使用したものが多いのが特徴です。
ぜひ、 日本の伝統でもある体に優しい和菓子作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。